自然の水循環は、水の汚れを浄化するとともに、豊かな水の流れを生み出します。水環境の再生や潤いとやすらぎのある水辺環境を保全・創造するために、水質の改善を行い、水質汚染の救世主として羽ばたいていきたいと思っております。

水質浄化剤αが排水処理の壁を越える。

水質浄化剤αとは

排水に溶解している物質を除去できる世界初のオンリーワン技術であり、既存の凝集剤の壁を越えた、新たな水質浄化剤として、食品排水、工業排水等の排水処理に大きく貢献できる商品です。有機系排水、産業廃水をクリーンにします。既存の凝集剤の壁を越えた、新たな水質浄化剤です。

水質浄化剤α 5つの効果

溶解性物質の除去
水質の汚染度を図る指標のBOD、COD数値の除去率が大きく、更に溶解しているS-BOD、S-COD数値を大幅に除去する世界初の新規性能商品です。
ランニングコストの削減
事業者側からは捨てる水にコストをかけたくない現状があります。「水質浄化剤α」は既存凝集剤のPAC(ポリ塩化アルミニウム)や硫酸バンドの+電荷のアルミニウムイオンに性能依存しないため、投入量を大幅にカットできます。それに伴い、PH調整用の苛性ソーダ等や架橋作用の高分子凝集剤ポリマーも同時に大量カットできます。ランニングコストを大幅に削減できる製品のため、事業所側のニーズに応えるとともに、廃水処理のコンプライアンスを支援できます。
イニシャルコストの削減
「水質浄化剤α」は、でんぷん・たんぱく・油脂等の除去率が高いため、攪拌反応槽と凝集スラッジ回収槽で済み初期投資額は安価でイニシャルコストを大幅に削減できます。
産業廃棄物の削減
既存凝集剤投入量を大幅に削減できるため、既存凝集剤各々が反応するスラッジも大幅に削減できます。例えば、PACと苛性ソーダが反応する凝集塩です。また、「水質浄化剤α」は脱水性能も向上し、結果として最終の凝集物量の大幅な削減で、産廃処理量が減るため産廃コストが大量に削減できます。
ダウンタイム費用の削減
「水質浄化剤α」の性能により、排水処理のPH管理は安定し、凝集分離反応も安定する。排水処理機能が安定し、処理水の水質性能も安定するため、トラブルによる停止等によるメンテナンス対応のダウンタイム費用の大幅削減につながります。

新技術水質浄化剤αの革新性について

約20年前程前に牧場の排水処理法として一時期、凝集剤を用いた加圧浮上、凝集沈殿法がありました。
しかし、衰退していった原因の理由の一つは、畜産・酪農排水は、有機系排水のため凝集剤では、SS・n-Hex・BOD除去性能に限界がありました。
一般的に凝集剤のメカニズムは無機系排水の場合、自然界の無機対象物は一電荷を有しています。
そのため例えばPAC(ポリ塩化アルミニウム)の+電荷で浮遊しているコロイド粒子を荷電中和し、その後にポリマーの架橋反応で凝集分離を完成させます。
しかし、畜産・酪農排水に含有しているでんぷん、たんぱく、油脂等の有機物は電荷が微弱で、又、水に溶解している対象物もあるため、PAC、ポリマー等を多く投入しても正規の凝集反応は起こりません。
又、牧場を含め食品事業所では、凝集分離をポリマーだけで完結出来るとメーカーから教えられ実施している事例も多く有りますが、ポリマーは架橋剤で大きいゴミ等しか取れません。
そして、放流基準のBOD・SS・n-Hex数値をクリアする技術ではありませんでした。
そのため牧場の排水処理法としては、微生物分解による活性汚泥処理法が昔から主流となっていました。
しかし、課題として設備は高額であり広い設置面積を必要とします。
又、冬期には、微生物の冬眠による処理能力の不全、さらに微生物処理のための高度なメンテナンス管理能力が必要です。
パーラー排水及び廃棄乳には、高濃度のたんぱく、油脂を含有しています。
高濃度の油脂は微生物の阻害物質で、そして、たんぱくは分子が大きい物は、難分解性BODとなり微生物分解が困難で、広い設置面積の活性汚泥で無ければ生物処理機能が不全となります。
小規模牧場は、生産性の無い捨てる排水にコストを掛ける余裕は無くパーラー排水や廃棄乳を未処理のまま放流し、白い帯が水路で発生している事例もあります。
中規模牧場でも微生物管理が出来ずに処理能力が不全となる現状があります。
そして、水分調整剤としてのオガコの品薄、高騰を含めて全国の牧場では、問題解決のための革新的な新技術がニーズとしてありました。
長年に渡る研究開発の中で誕生したのが水質浄化剤αです。

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