生菌ではなく、菌が産生したエキスが有効というのがバイオジェニックスの考え方です。
RHシリーズ「バイオフードエー」は乳酸菌・納豆菌・酵母菌を共棲培養し産生したエキスがふくまれており、バイオジェニックスの考えた方から生まれたものです。家畜の本来持っている免疫力を引き出し、ストレスによる食い込み低下や、感染症による体力低下にお勧めです。
「バイオフードカーフ」は哺育子牛用です。スターターの食い込みを早め、増体を促進し、離乳時期を早めることができます。
家畜の腸内環境を改善し、病気にかかりづらい身体づくりに、健康な家畜飼育をお手伝いします。
プロバイオティクス(生きた菌)は、「乳酸菌の力を借りて腸内フローラのバランスを改善して体調調整を行う」ものであり、バイオジェニックスは「乳酸菌の生産物質が腸内フローラを介すことなく多様な働きを体にもたらす」という考え方です。
体全体に直接働くことで免疫機能を活性化したり、腸内腐敗を抑制したり、活性酵素を減らしたりする可能性が研究・解明されつつあります。
プロバイオティクス(生きた菌)は、腸に届いても、元の腸内細菌と異なるので増殖・定着を難しいという課題があり、乳酸菌の生産物質を製造して体内に取り込むことで、乳酸菌を取り込むより効率的、直接的な効果を発揮するバイオジェニックスこそが有望だという考えが広まりつつあります。
共棲培養とは、種類の異なる菌を一緒に培養することで、新たな混合物質を作り出すことです。本来、それぞれの菌はその性質や特徴が異なることから反発したり、死滅したりして、共存共栄の関係になりにくいのですが、バランスよく共存共栄の関係になった場合は、各々の菌は、共存するために単菌のときより強い性質をもつようになります。
共棲培養が有効であるのは、そのような菌の習性を上手く利用することで、単菌によるプロバイオティクスよりもより強力な効果が期待できるのです。(RHの力)
ホルスタイン乳牛
1日50g前後
黒毛和牛母種
1日40g〜50g
養豚(母豚、子豚とも)
飼料中に0.1〜0.2
養鶏
飼料中に0.1%〜0.2%
共棲培養で産生されたエキスは肝機能を中心とした内蔵機能の改善にも働きかけます。内蔵機能の強化は腸内のバクテリア群が働きやすい環境へも改善してくれます。またプロトゾアの増加も認められます。
腸内にはミクロフローラ(微小菌叢)と呼ばれるミクロの集団が生息しています。このミクロフローラが健康であれば動物が必要とするミネラルやビタミンなどの栄養素を食べた飼料の中から抽出してくれます。効果として、ミクロフローラの活性化を促し、腸器官への移行量が増します。
畜産公害に最たるは悪臭です。腸内環境が改善されたか否かを早期に判断する方法が悪臭の軽減です。動物の腸内が善玉菌優位の状態が保たれると悪臭の原因である悪玉菌を抑制します。給与開始後1週間から3週間で悪臭の軽減が体験できます。
家畜郊外の第二原因はイエバエの大量発生です。イエバエは糞とともに排泄される有害物質に誘引されます。効果として有害物質であるメタン、硫化水素(アンモニア)フェノール・インドール、ニトロソ化合物の発生を抑えるとともに糞の蛆が激減します。
細胞活性物質によって活性化され、腸より排泄される糞は寒冷期でも活発な発酵を促し良質な堆肥を作ってくれます。